『VVメソッド』について

2018.04.04

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(株)スポーツドライビングジャパンでは、事故ゼロを目指す『injured ZERO』プロジェクトのもと、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍したレーシングドライバー/自動車評論家の太田哲也氏が校長を務める『VVメソッド』と呼ばれる教育カリキュラムを提供しています。

一般ユーザーを対象とした教育カリキュラムとしてはもちろん、自動車メーカーの社員教育としても活用されている『VVメソッド』は、太田校長が極限状態で経験してきたレーシングドライバーとしての知識や技能、大事故からの社会復帰という稀有な経験などを踏まえ、プロフェッショナルとは何か、社会や会社に貢献するために社員が実行しなければならないことは何か、といったところまで踏み込んでいます。

『VVメソッド』を実行することで、受動的ではなく、能動的に自ら安全運転の方法を考える力がつくと(株)スポーツドライビングジャパンでは考えています。また、それは太田校長にしかできない実体験からくる普遍的な真理を抽出した内容だからこそ可能になると思っています(普遍的な真理=OTA VISIONと呼ばれる考え方/すでに100団体・7万人に上る皆さまに太田校長が直接語りかけてきました)。

交通事故の9割はヒューマン・エラーが原因だと言われています。つまり、自動車の安全技術がいくら進歩しても、ドライバーの安全に対する意識を上げないと事故は減らないわけです。自動車の技術向上よりも先に、運転者ひとりひとりの意識改革が必要だといえ、人間力を高めることが重要になるといえます。そこで『VVメソッド』では人間力を高めることを目標としており、人間力を高めることで意識向上を図り、事故に対しての意識改革を高めることを狙っています。

昨今はSNSの発達により、加害者となった場合に社会に与える影響が少なくありません。特に自動車メーカーに勤める社員や自動車の運転を仕事にしている方々は事故を起こしてはなりません。太田校長は現役時代は自動車メーカーのワークスドライバーでしたが、当時のドライバー教育において「公道で事故を起こしたら情報が拡散され職を失う」という厳しい教えのもと、「プロ意識=責任感」を貫いてきました。コンプライアンス重視が強く求められる現代の企業にとって「人間力」や「安全意識」を社員に浸透させることは必須だといえます。

事故防止の本質は、乗用車のドライバーもレーシングカーのドライバーもトラックのドライバーも、みんな同じだと太田校長は考えています。人間力を高めることができる教育カリキュラムの『VVメソッド』を取り入れ、ドライバーが加害者にならないための教育や意識改革に努めてほしいと思います。